
子どもの個性に合わせて選ぶ場合
塾には、数十人の生徒を講師一人で教える集団指導と、マンツーマンあるいは少人数の生徒を講師一人が教える個人指導の二通りのタイプがあるため、子どもの個性に合わせて選ぶことが大切です。一緒に勉強に励む仲間がいないと、なかなか自分一人ではスイッチを入れることができない子どもや、負けず嫌いでライバルの存在が良い刺激になるというタイプの子どもは、集団指導を行っている塾が適しています。授業の後に自ら質問しに行けるような積極的なタイプの子どもにも向いています。一方で、大人しくてなかなか講師に質問しに行けない子どもや、集団の中だと集中しにくい子どもの場合は、個人指導が向いていると言えるでしょう。わからないことはその場ですぐに解決したいというタイプの子どもにも適しています。
苦手分野に合わせて選ぶ場合
苦手な分野が特定の科目に偏っており、そこを集中的に勉強し、克服したいという場合は、個人指導塾を選ぶ方が良いでしょう。個人個人のペースに合わせて指導してくれるため、苦手な分野を克服しやすいのです。また、その場ですぐに質問することができるため、わからないことが出てきてもひとつひとつ解決していきながら勉強を進めていけます。反対に、全体的に学力をアップさせていきたい場合には、集団指導塾が向いているでしょう。集団指導塾では、その塾が定めたカリキュラムに沿って、どんどん授業が進んでいきます。また、集団指導塾では学校と同レベルもしくはそれ以上のレベルの授業を行うため、学校の授業で平均点以上を取れている場合に向いているとも言えるでしょう。